街中で見かけるオシャレなアパレルショップ。「いつかはあんなオシャレなショップをオープンしたいな・・・」そんな夢を抱いている、ファッション好きも多いのではないでしょうか。

 

しかし、実際に始めるとなるとコストとリスクが大きく、一歩を踏み出せないなんて人も多いのではないでしょうか。

 

“夢は掴むもの!”

そう!言葉の通り、夢は見ているだけではなく、掴むもの!

そんな熱い想いを持っている人へお届けします!

 

以前アップした「ファッションブランドの始め方」に続き、今回は『ショップの始め方』についてお届けしたいと思います。

 

お店のコンセプトを決めることこそ第一歩!

コンセプトとは、そのショップのオリジナリティや強みを定め、どんなお店にするのかを決める考えのことです。そして、これはすべての指針となるのです。

ショップ作りは、すべてこのコンセプトに従って決めていくため、お店づくりの基礎となる重要な要素です。

 

沢山の店舗を見よう

コンセプトを考える際にぜひ行いたいのが”店舗回り”です。

まずは自分好みのお店を色々と回ってみましょう。他のお店と比べることで自分のショップの個性や強みが見つけやすくなります。実際に、ショップをオープンした方のほとんどがこの”店舗回り”をしています。実際に行ってみたところ、数店舗のオーナーさんや店長さんと仲良くなっていろいろ教えてもらった、なんてケースもあります。

 

ショップのキャッチコピーをつくる

「どんなショップなの?」という質問に対して、「こういうショップです!」と答えられるようにしましょう。

例えば、商品仕入れ時に取引先のメーカーに説明したり、銀行の融資担当者にショップの説明をしたりと、ショップんいついての説明を行う場面は多々あります。その為にもしっかりと準備しておきましょう。

 

ショップ名を考える

コンセプトやキャッチコピーを決めると同時にショップ名も決めましょう!

決めたショップ名が既に別のショップで使われていたり、ブランド名として使われていたりすることがあります。そうすると、「店名を変えてくれ」と使用しているショップやブランドかた言われるかもしれません。

また、お店のウェブサイトを作った際には、検索した時にちゃんと自店のページへたどり着けないなんてこともあるので、気をつけましょう。

 

開業の為の資金調達

ショップを開店する際に一番苦労するのが、ここです。

資金調達の方法としては自己資金、親族・知人から借りる、日本政策金融公庫などの外部からの融資、クラウドファンディング、助成金・補助金など様々な方法があります。特に返済不要の助成金・補助金は利用できるなら活用しないと損ですよね!各市町村や自治体が独自に支援を行っていることもあるので、ぜひチェックしましょう。

 

実際にショップの開業にかかるお金として、大きくは『物件周りの費用(敷金・礼金・仲介手数料・各種保険など)』、『内外装費用』、『仕入れ費用』、『店舗備品費用(レジ、什器、梱包資材など)』、『販売促進費(広告など)』があります。一番金額がかかると言われるのが仕入れにかかる費用です。

また、オープン後の運転資金を残しておくことも大切です。たとえば開業時にほとんどのお金を使ってしまい運転資金が1か月しか残ってない・・・といった状態はかなり危険です。開業後、数か月は売上がなくても運営を続けられるよう計画とシミュレーションを行いましょう!

 

ショップの場所と物件を選ぶ

繁華街などの商業地域や駅前、商業施設は人通りも多く集客も多いですが家賃は高い、一方で住宅地は集客が限定されますがライバルが少なく家賃も安いなど、立地はそれぞれメリットデメリットがあり特性がさまざまです。

またショップのコンセプトに合っているかどうかも重要で、取り扱う商品が高級ラインで、お客様にゆっくり時間をかけてショッピングを楽しんでもらいたい、というのであれば、繁華街や商業施設よりも閑静な住宅地が合っているかもしれません。

出店したいと思う地域については、家賃相場だけでなく、様々な時間帯に訪れてみて、「どんな人がいるのか」「人の流れがどうなのか」「競合店はいるのか」など確認しましょう。

 

物件探しに関しては、自分でネットで探すのも良いですが、不動産屋さんに希望の条件を伝えておき当てはまる物件が出たら紹介してもらう、というパターンが住居用賃貸とは違い多いようです。

物件が決まった後は、できるだけ早くオープンできるよう準備を進めましょう!物件が決まった後に「さてどうしようかな」だと、収入はないのに家賃だけがどんどん出て行ってしまうことになってしまうので注意しましょう。

 

内装・外装の施工依頼先を決める

物件が決まったら、内外装の施工を依頼するパートナー探しです。

事前に実績と評判をチェックし数社から相見積りを取るようにしましょう。理想のお店をつくるためには双方のイメージに差異がでないよう、言葉で伝えるだけでなくイメージに合った画像を用意したり、イメージボードを用意するのもオススメです。

 

また、自分たちで作業できる箇所についてはDIYするのも良いかもしれません。

「壁のペンキ塗りは自分たちでやりました!」なんて話しはよく聞きます。中には試着室を作ったという方や看板を自分で設置したという人もいます。費用を抑えることができ、自分たちで作業することで愛着も増します。

ただし電気、ガス、水道まわりは必ず専門業者に依頼をしましょう。インフラは近隣店舗と共同で使うケースも多く気をつけましょう。

 

そして、いよいよ商品の仕入れです!

後編へ続く・・・