どの仕事にも言えることですが、それぞれに求められる「スキル(能力)」というものがありますよね!そして、当たり前ですが、このスキルというものは仕事のジャンルによって全く違うのもの。そのスキルというのは、誰しもが均一に持ち合わせているわけではありません。スキルを身につけるには、当人のセンスや性格的な要素が大きく影響します。

 

では、販売員として必要なスキルをすぐに身につけ、また秀でることができる人にはどんな特徴があるのでしょうか。

コミュニケーション能力が高い

1つ目はコミュニケーション能力です。販売職は人と接する機会が多く、またスタッフがお客様に与える印象が売り上げに大きく関係してきます。お客様とスムーズに会話をする力、お客様のニーズを適切に読み取る力といったコミュニケーション能力は、販売職に必須のスキルと言えるでしょう。また、正しい言葉遣い、マナーといった好感度の高い立ち居振る舞いも求められます。

接客中はお客様の話をよく聞き、お客様の様子を観察しましょう。コミュニケーション能力の高い人の特徴として聞き上手というのがあります。”気の利いた会話には自信がない・・・”という人もいるかもしれませんが、実際のコミュニケーションでは聞き上手になることはとっても重要です。お客様の話に真剣に耳を傾けていれば、お客様が何を求めているのかも把握しやすくなるのです。

 

相手の気持ちを汲み取れる

相手の気持ちを汲み取ることが得意な人は、質の高い接客ができます。これはコミュニケーション能力の一種かもしれませんが、販売員の素養として非常に重要な特徴と言えるでしょう。

そもそも、お客様によって来店の目的は異なります。そのため、接客中にお客様が何を求めているのか瞬時に把握しなければなりません。いかにお客様のニーズと捉えて、最適な商品やサービスを提供できるかが顧客満足度向上において重要です。話をすることが苦手でも話を聞くことが得意であれば、販売職で十分に活躍できるでしょう。

 

マルチスキルがある

販売職では複数の業務を同時に行うため、マルチスキルがある方は販売職と相性が良いと言われています。質疑応答やレジ打ち、品出し、在庫管理など幅広い業務をこなさなければなりません。また、1人のお客様を相手にしているときでも、他のお客様のことも意識する必要があります。常に視野を広くし、状況に応じて必要な業務を行うことが販売職の仕事なので、ながら作業が得意な方は販売職を検討してみてください。

 

怒られることに慣れている

良い意味で怒られることに慣れている方も販売職には適任です。

販売職はクレームを受けることがよくあり、業務の1つとしてクレーム対応が含まれます。クレームを言うお客様の中には、ヒートアップして怒鳴り散らす人もいるので、怒られ慣れていない場合は、頭が真っ白になって冷静な対応ができなくなることが多いです。中には、理不尽なクレームを言われることもあり、その都度冷静に何をすべきか考え、その場を治めるように対応しなければなりません。接客経験があり、クレーム対応に慣れている方は、販売職としてすぐに働けるでしょう。

 

パソコンスキル

これはどの職種においても重宝される特徴や能力かもしれませんが、販売職においてもパソコンのスキルは重宝されます。販売職というと接客がメインというイメージがあるかもしれませんが、実際に仕事をするうえでは事務作業が必要になるケースもあるのです。たとえば、売り上げ管理のためにパソコンで入力作業をしなければならない場合や、受発注でのビジネスメールなどが考えられます。現代の事務作業においてパソコンは必須ツールです。したがって、たとえ販売職であったとしても、キーボードでスムーズに文字入力ができる、エクセル・ワードが使えるなど、最低限のパソコンスキルがあるのが望ましいと言えます。

もし、現在のパソコンのスキルに自信が持てないのであれば、今からでも少しずつ勉強を始めてみるのも良いかもしれません。パソコンスキルは汎用性が高く、一度身につけておけば事務職など将来別の職種に転職するときにも役に立ちます。自分の仕事の幅を広げることにもつながりますので、積極的にスキルアップを目指すことをおすすめします。

 

 

いかがでしたでしょうか。

この5つの特徴や能力を持ち合わせている人がいたとしたら、その人はきっと販売員にピッタリと言えるでしょう!もし、販売の道に進んでみたいと思っている人がいたならば、ぜひ一度トライしてみてください。