前回、「アウトソースが新常識!?販売代行サービスのメリットとは」というタイトルで、店舗運営・販売代行サービスを利用する上でのメリットとでメリットを紹介いたしました。あくまでも、「ビジネス」視点でのお話でしたが、今回は”働く人”の視点でお届けしたいと思います。

 

販売代行や店舗運営代行といっても、あくまでも企業という集合体での話です。

クレセントアイズでは人材派遣の仕事にも取り組んでいます。実際に働く個人がどのようなメリットやデメリットを感じて「派遣」としてショップでの販売業務に取り組むのかをお届けしたいと思います。

人と接するのが好きな人にとっては、販売の仕事はとてもやりがいのある仕事ではないでしょうか。派遣社員としてショップで働くことは、どのようなメリットがあるのでしょうか。また、働くうえでの注意点についても気になるところだと思います。

 

 

職場の選択肢が広い!

派遣社員として、販売の仕事につくメリットのひとつに職場の選択肢が広いということが挙げられます。同じ販売の仕事でも、どのお店に行くかによって何を売るかは全く違いますよね。派遣会社には、携帯電話ショップやアパレルショップ、ジュエリーショップ、雑貨店などさまざまなお店の求人が集まってきます。また、職種についても店内でお客様の接客を主に行う店舗内販売、レジでの会計業務を主に担当するレジ打ちといった仕事から選べます。このように、販売の仕事といっても、その実態は多様です。さまざまな職場のなかから、自分の興味範囲や好きなことに合わせて派遣先を選ぶことができます。

また、販売職ではお店の種類や職種によって実際の仕事の内容が異なるため、職場が変われば身につくスキルも変わります。したがって、契約期間ごとにお店のジャンルを変えて複数の分野で経験やスキルを積むことも可能です。もちろんアパレルならアパレル一筋と決めてしまい、ひとつの分野を極めるという道も選ぶことができます。

 

休み希望の相談に柔軟に対応してもらえる

派遣元企業によって、シフトの調整がしやすいのもメリットのひとつです。直接雇用の場合とは違い、派遣社員の場合はシフトを調整するのに派遣会社が間に入るケースが多いのです。自分で直接職場に交渉するわけではないので、希望を出しやすいという声も聞きます。働いていくうえで、自由に休みが取れないという悩みを抱えている人も多いのではないでしょうか。固定休ではなく、比較的自由に休日を取れる派遣の仕事は、そうした人にとってはメリットの大きい働き方と言えるでしょう。また、勤務時間についても必ずしもフルタイムとは限りません。派遣先によっては「1日5時間」など比較的短時間の勤務も可能です。また、週5日未満の勤務日でも可というケースも多くあります。派遣前に残業の有無を確認しておけば、残業のない職場を選ぶことも可能です。

派遣の仕事には休みも取りやすく、シフトの調整もしやすいという特徴があります。ワークライフバランスを考えた働き方をしたい人にはおすすめの働き方と言えるでしょう。

 

未経験でも活躍できる

ショップでの販売の派遣については、未経験者でも比較的取り組みやすいというメリットもあります。販売職は未経験からキャリアをスタートさせる人も多く、未経験可の求人もたくさんあります。人と接するのが好きでコミュニケーション能力に自信がある人であれば、自分の長所を活かし職場にもすぐに慣れることができるでしょう。また、販売する商品も洋服や雑貨、化粧品など身近にあるものが多く、仕事の内容に親しみを持ちやすいのもメリットです。販売の仕事では正確な商品知識が欠かせませんが、自分の興味があるものであれば勉強も楽しくできるはずです。さらに、接客や販売業務で身についたマナーなどのスキルは一生使えます。勉強した商品知識は自分の日常生活にも役立つことでしょう。

お客様と触れ合い、その反応をダイレクトに感じられるというやりがいもあります。向いている人にはとことん向いている仕事ですので、接客や販売業務に興味があるのなら一度挑戦してみても!

 

大手や外資系ブランドへの就職の可能性も!

正社員として、大手ブランドや外資系ブランドに就職するのはとてもハードルが高いです。一方で、間接的な雇用となる派遣社員はブランド側としても雇いやすいため、正社員よりも採用のハードルが低くなります。派遣元の企業が、大手メーカーやブランドとお取引があれば、派遣社員として憧れの有名ブランドで働くことも夢ではありません。「大手で働いた実績をもとに別のブランドに正社員として転職」といったステップを踏む人も多いため、キャリアアップを目指す人にとっても有効な働き方と言えるでしょう。

 

働く上での条件が徹底される

正社員ともなると残業や業務外の仕事などを課されるケースがあります。派遣スタッフだと労働する上での明確で細かな契約が存在するため、働く人を派遣側の企業が守ってくれるというケースが多くあります。また、アルバイトと違い時給が高く設定されるケースが多く、アルバイトに比べ給与が高い傾向にあります。

 

販売の派遣社員として働く上でのデメリット

派遣社員として働くことには若干の注意点もあります。これから販売の派遣として働くのであれば注意点についても知っておきましょう。

まず、長期間の勤務ができないということです。法律により、同一の派遣先組織で3年を超えて働くことは禁じられています。そのため、派遣社員の場合は定期的に派遣先が変わるのが一般的です。ただし、一定の条件下では3年を超えても同じ派遣先で派遣を続けられることもあります。派遣として働いた際に職場が気に入ったのであれば、早めに派遣会社に相談しましょう。さらに、直接雇用を目指したいという人には、紹介予定派遣で働くという選択肢もあります。最初から紹介予定派遣に応募するのもよいですし、すでに派遣先に行ったあとでも派遣会社に相談すれば紹介予定派遣への切り替え交渉などを行ってくれる場合があります。

 

 

派遣の販売職には人と直に触れ合えるだけでなく、柔軟な働き方ができるというメリットがあります。正社員になることだけが大正義ではない時代が来ているのかもしれません。派遣での販売職は未経験者でも挑戦しやすい職種ですので、これから初めて販売の仕事をするという人でも安心です。人に好感度を与えるマナーや立ち居振る舞い、販売技術など役に立つスキルも身につきます。自分に適性があると思ったら、一度派遣で販売職につくことを検討してみてはいかがでしょうか。

自分らしい働き方を見つけてみてください!