クレセントアイズで働くということはどういう事なのだろうか。唐突とも思える疑問だが、これはクレセントアイズで働く上で広義な意味合いではあるが、実に本質に迫った質問ではないだろうか。どんな職場環境と勤務地なのだろうか、どんなキャリアを歩み、どんなスキルを身につけることができるのだろうか。

 

今回は、コンサルティング事業本部人材育成トレーナーの大庭さん(入社9年目)にインタビューを行いました。

- 現在はどのようなお仕事をされていますか?

現在は、クレセントアイズに新しく入った販売スタッフや新入社員に対して入社前研修をする担当をしています。具体的には「クレセントアイズで働くってこういうことだよ」であったり、広義的な意味としては「サービス業ってこういうことだよね」ということを理解してもらう研修を行なっています。事前にクレセントアイズでの仕事を理解してもらい、会社としての目標や方針を理解してもらうような研修でもあります。また、社内に強化社員制度というものがあり、その社員の方々と面談を行ったりスケジュールの共有とあわせてコーチングもやっています。

 

- そうすると販売代行店舗スタッフ向けの研修ではなく、社内向けの研修を行っているというイメージですか。

そうですね。それがメインではありますが、販売代行先の店舗に私が出勤して、同じ店舗で働いて、間近でそこのスタッフの動きを見ながら改善点や課題を抽出して研修やトレーニングを行なったりということもしています。さすがに身が一つなので、同時に何店舗にも出勤ができないので年間を通じて数店舗をそのような形で周ったりしています。

 

- 販売代行や派遣スタッフの研修を自社で行い、スタッフのコーチングを実施している企業は珍しいのでは。

確かにそうかもしれませんね。単的に研修を実施している企業さんはあるかもしれませんが、弊社のように”何回も〜”や”何時間も〜”という中長期に渡って研修・トレーニング・コーチングを実施しているところは珍しいかもしれないですね。

そもそも、コミュニケーションを取ることにそこまで時間を割くことをしない企業さんが多いかもしれません。というのも、私たちの考えとして「コミュニケーションを取る」ことで互いの考えや、今考えていることなどが見えてくるようになるというのがあります。立ち話程度のコミュニケーションでもいいので顔を合わせることでも良いので、とにかくコミュニケーションを取ることを重要と考えています。

クレセントアイズで働いている人たちは、皆重要な存在と考えています。ですので、一人一人とコミュニケーションを取ることで働く上でのモチベーションをこちら側は確認できますし、スタッフの人たちは自分達の働く意味を再確認できるという意味合いもありますね。

 

- 特に新人の販売スタッフの方は割とすぐに「辞めたい」と言ったり、逆にいきなりものすごい意欲的だったりと波が激しいことも多いイメージなのですが

新人の方でも、中途入社の方は”社会人として〜”や”働くとは〜”というありきたりなことは理解した上で入社してきているので特別そのような事はないのですが、新卒入社の方だとそうようねケースは稀にあったりします。その時にも、先ほど話したようなコミュニケーションをまめに取ることで、新人の方が何を考え何を思っているのか、何が分からなくて何を分かっているのか、を理解することができるようになります。そうすることで、より円滑に仕事と向き合えるようコーチングできたりということがあります。

 

- 今の役割を担ったのはいつ頃だったんですか?

とあるハイブランドのアウトレット店舗のマネージャーをしている時に初めて担当になったんですが、「あなたはこの担当です」と言われた訳ではなく、なんとなくそのポジションを任されるようになりましたね(笑)

初めて研修を任されるようになった時は緊張とかももちろんありましたが、楽しみな気持ちが非常に強かったですね。人の成長を間近で見ることができるのは非常に貴重ですし、シンプルに成長した姿を見ると嬉しいですよね。

 

- そもそもなのですが、自社で自社のスタッフの研修をやるメリットはどのようなところですか

営業的側面で言えば、他社とは違う販売研修制度を持っている会社というイメージは非常に良いのではと思います。それ以上に、社内のスタッフを教育・研修することで、販売現場でのリーダーやマネージャーを育成できるというメリットが大きいです。実際、販売現場に行くと館やテナントのフロア担当の方と折衝する場面や話し合いをする場面が多いのですが、その際に本社スタッフが出向かずとも現場のマネージャーが上手く話を進めてくれていたりします。それに加えて、館やテナントのフロア担当の方が販売現場のマネージャーと業務に関する相談を気軽にできるというメリットもあるかと思います。

社内研修の制度の効果かどうかは断言できませんが、クライアント様と販売代行現場のスタッフ間での問題が発生することがほとんど無いですね。社内研修を実施する前は、本当に細かいことではありますが、ちょこちょこあったのですが、今はほぼ無いという現状があります。

 

社内研修の実施は対クライアント様へ向けたメリットということもありますが、対社内の販売スタッフへのメリットの方が非常に多いということなのでは無いでしょうか。研修・教育・コーチングは働く人に仕事をする上で便利であるのはもちろんですが、よりパーソナルなキャリア形成にも寄与してくる部分も多いと言えるのではないだろうか。

 

vol.02ではクレセントアイズで働く環境やキャリアについてのインタビューが続きます。