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“店舗運営”におけるスーパーバイザーというキャリア vol.01
2022.01.07
クレセントアイズは長きに渡り「店舗運営」のプロフェッショナルとして”運営代行”や”販売代行”を行ってきた。対クライアント様という視点で見ると、企業として業務を請け負うという形でクライアント様の満足以上のサービスを提供できる業務に取り組むわけだが、対社内という視点も存在することを忘れてはいけない。
販売業務をしていると誰しもが分かっていると思うが、店舗を運営するということは大変なことなのだ。自社のサービスを「大変なこと」としては少々恥ずかしい気もする、業界の人間でない人からすると少々大袈裟に聞こえるが、実際にそうなのだ。
店舗を運営するにあたって、販売スタッフはもちろん、その店舗を統括する店長が存在する。そして、店舗が複数になれば店舗全体を統括するスーパーバイザー(SV)やマネージャーという存在もいる。クレセントアイズには業界・ブランド・業種などの切り口に分かれて各セクションにスーパーバイザーが存在する。そのスーパーバイザーという役職がどのような仕事で、どのようなキャリアを形成するのかを紹介したい。
今回は、白衣やナース用品といった専門品を取り扱う「アンファミエ」の店舗(クレセントアイズが店舗運営を代行している店舗)を統括するスーパーバイザー羽東(はとう)さんにインタビューの協力を仰いだ。
販売からマネージメントへ
- まずは自己紹介を含めて、どんな経歴で現在の職種についたのか教えてください。
アパレルの販売員をずっとやっていました。専門学生の頃からアパレル販売のアルバイトをしていて、そのままアパレル販売員の道へ進みました。かなり長い間アパレル業界で働いていたこともあり、「違う世界も見てみたい」ということでフランス料理屋さんに就職してみました。そこで調理師免許を取得したり全然違う角度のスキルを得ましたかね・・・何事もやってみないと分からないものですよね(笑)
高校時代は建築科を卒業したこともあり、専門学校はインテリアに関する学校に通っていました。クレセントアイズへ入社する前はインテリアのデザイン事務所で働いていたりもしました。
- どういった経緯でクレセントアイズへ転職したんですか?
もともとニットの編機の会社に勤めていて、そこの機械を販売する店舗で働いていて、その店舗にクレセントアイズから派遣できている販売員の方がいらっしゃってその方のご紹介もあり入社したという経緯があります。
- クレセントアイズへ入社して販売をまた始めようと思っていたんですか?
いえ、そういうつもりはありませんでした。アパレル販売を長く続けていたこともあり、経験やノウハウを違った角度でいかせないかと思っていました。もっと広い視点で店舗全体を見渡してみたいといいますか・・・(笑)実際に入社してみると、私の配属がアンファミエさんだったという感じですかね。合間合間に違うブランドや違う業態の販売代行なども経験しましたが、ベースとしてはアンファミエさんの店舗を任されているという形です。
- アンファミエの店舗でスーパーバイザーという仕事をスタートさせたわけですが、実際に働いている中でブランド自体や個人の変化はありましたか?
アンファミエは働いていて、見ていて、とても興味深いブランドだなと思っています。自分にとって、とても貴重な経験をさせていただいているなと感じています。まず、販売の現場という括りは同じなのですが、アパレル販売を行なっている現場とは大きく違っていて、専門用品を取り扱っていることもあり、お客様に色々オススメして何かを買って行ってもらうというわけではなく、お客様が何かを求めてきていることが前提にあるので・・・やはり接客の仕方や店舗の売上アップの方針は異なってきますよね。
今まで以上に、効率的に店舗を運営していくことを意識したり、お客様の必要な商品を的確にご案内し、必要性のある物の中でもより満足度の高い商品をご案内するということを意識して取り組んでいます。ただ、「ニーズビジネス」と言って簡単に物が売れるのかと思えばそうではなくて、専門性が高いが故にアパレル販売以上に覚えなくてはいけないことも多いですし、できなくてはいけないことも多いというのはありますね。店頭で入店いただいたお客様へ”接客するだけじゃない”ことが沢山ありますね。
キャリアップによる苦労と学び
- 苦労や学ぶことが沢山あったのでは?
やっぱりスーパーバイザーとして、他のスタッフの人に認めてもらえるように商品のことやブランドのことを学びましたし、私より店舗歴の長いスタッフもいるのでその人達をうまくまとめていくのには苦労しましたね。おかげさまで、周りのサポートを受けながら仕事が回せるようになりました。自分では必死に取り組んでいるだけなので、上司や周囲からどう思われているのか分かりませんが、店舗が安定して運営できているので、そういうことなのかなと思っています。
- スーパーバイザーとして心掛けていることや仕事へのスタンスはありますか?
どんな時でも「公平」でいることは意識しています。全体の業務分担や、職歴による役割分担、人それぞれの強み・弱みを見極めた上で「公平」な目を持って業務に取り組むようにしていますかね。公平さを欠くと冷静な判断ができなくなったり、店舗を運営する上で最適化ができなくなったり、パワーを最大限出すことができなくなってしまうと思っているので。やっぱり、一番にくるのは店舗であり、ブランドだと思うので。
- 確かに公平さを持たなくては、フラットな目線で物事を判断することが難しくなってしまいますよね。意外と公平さやバランスを保つのって難しいんですよね。次は、羽東さんのキャリアという視点でインタビューを進めたいと思います。
vol.02へ続く