店舗運営のプロフェッショナルとして、数多くのショップ運営を行ってきたクレセントアイズ。”全てが大成功”と自画自賛をすることは決してないが、結果を残してきた自信はある。その自信に垣間見れるのは販売に対するこだわりと信念の様な気がしている。

 

今ここに文を認めているこの私も、今では販売の現場を離れてはいるが、以前までは最前線で”販売”を行っていた。今回はクレセントアイズが長きにわたり販売のプロである所以を紐解いてみたいと思う。

 

1.徹底した挨拶

社会人として、販売業に携わるものとして、誰でも行う当たり前の行動=「挨拶」

この簡単とも思える挨拶をクレセントアイズは徹底している。

 

クレセントアイズでは、挨拶はコミュニケーションをとる上で必要不可欠なものであり、コミュニケーションを始める重要な要素と考えている。

つまり、人と人との関わりの始まりは全て「挨拶」からと考えているからだ。

誰しも、”挨拶は大切である”ということをどこかで、学んだだろう。しかし、この意味を深く追求したり、重要性について再認識することは少ないのではないだろうか。

 

クレセントアイズでの「挨拶とは?」という質問への返答は簡単だ。

挨拶とはコミュニケーションであり、誰とでもコミュニケーションをとる最初の一歩なのだ。つまり、販売を行う最初の一歩なのだ。

 

そして、もう一つ重要な要素が「当たり前のことを当たり前にやる」ということだ。人間とは惰性に流されやすい生き物であり、ついつい楽な道を選んでしまう。”手を抜いてしまったり”、”明日やればいいか”などの惰性的な行動を取ろうとしてしまう。

そうならないよう、「当たり前のことを当たり前にやる」というフレーズを共通文句としている。私自身の経験談だが、”当たり前のことを当たり前にやることほど難しいものはない”と感じている。この緊張感が販売現場での仕事に生きているのではないだろうか。

 

2.ショップロイヤリティの向上に手を抜かない

クレセントアイズが主戦場として戦ってきた、ファッション業界が不況だということは、言うまでもなく周知の事実だろう。数年前まで、絶対的な存在だった大型店舗が潰れたり、時代の長者とも思えたファストファッションの人気にも影がかかりつつある。

 

その理由の一つに、情報化社会の進歩がある。インターネットの出現だ。

インターネットの進歩により、ショップでの購買行動が不要となり、ファッションの反映とともにムーブメントを起こしていた「ショップ」という存在も時のモノとなりつつある。

 

そんな逆風とも取れる状況の中でも、クレセントアイズはショップのロイヤリティ向上に一切の妥協はない。その理由に、ショップでしか創造できない、企業やブランドの特徴、オリジナリティが絶対にあると考えているからだ。

 

たとえ話ではあるが、現に多くの訪日外国人観光客が訪れる原宿のスニーカーショップ。連日、驚異的な来店者数と圧倒的な売上を記録している。そこに存在するのは一種の「専門性」だ。

特徴や個性、オリジナリティのあるショップにはロイヤリティが存在しているのだ。だからこそ、ショップロイヤリティの向上には絶対に手を抜かない。

 

3.人間力

クレセントアイズでは、販売スキル以上に人柄やキャラクターを尊重している。

つまりは、一人一人の人間力というものを重視しているのだ。

 

単に”たくさん売る販売員”になることがクレセントアイズのゴールではない。販売に携わる者として、信頼してもらえる存在になることが理想の姿であり、一人の人間として、どこへ行っても必要とされる人間となることが重要だと考えている。

これこそが、「人間力」なのだ。

 

社長である村田がよく口にする『人と人』というのが、それを象徴しているのではないだろうか。

誰かに必要とされる人間になることで、多くの人を巻き込み、影響を与えることができる。それは、販売の現場においても同様で、顧客様だけにとどまらず、ショップ、ブランドと広がっていく。その日、その月、そのシーズンの売上だけではない。多くのものを巻き込み成長する。そこに、クレセントアイズの販売の信念が込められている。

 

 

我々の根本にこれらの3つの軸が存在している。

それらをベースに、長きにわたり受け継がれてきた、意志や考えが根付いている。

そう。僕らにはプライドがある。