日本でのストリートファッションが、ムーブメントとなった1980年代。「原宿」や「渋谷」という場所が、若者達の新たなファッションの聖地となった。従来のトラッドスタイルやプレッピースタイルとは違った、独自のカルチャー(文化)とバックボーン(背景)を持ったファッション・スタイルがトレンドを巻き起こした。

 

海外の輸入されたブランドではなく、日本独自のファッションブランド=ドメスティックブランドの登場が相次いだ。そして、多くのショップが全国に登場した。

 

ドメスティックブランドの登場と、ショップの広がりは、当時の若者達を熱狂させ、今の日本におけるファッションビジネスの土台を作ったといっても過言ではない。

 

そんな、トレンドの渦中にいるとも言える、ショップの販売員は「ショップスタッフ」として憧れの職業となった。

 

しかし、昨今では、時代の激変にあわせて、アパレル業界のみならず、「ショップスタッフ(販売員)」を就業希望する人の数が減ってきている現実が浮き彫りとなている。つまりは、ブランドやメーカーが出店する店舗(ショップ)での働き手が減ってきているということだ。

 

そんな中、店舗の販売業務を代行する「販売代行」や、店舗の運営を代行する「店舗運営代行」というサービスとも言えるビジネスが展開されている。

 

そのサービスをメインとして展開するのが弊社、株式会社クレセントアイズである。今回は弊社が考える「販売代行・店舗運営代行」についてをご紹介したい。

 

販売代行・店舗運営代行とは

販売代行とはブランドのイメージや経営方針を把握した上で、依頼主の店舗での販売業務を代行してくれるサービスを言う。また、店舗運営代行も同様に、依頼主の店舗の運営業務を代行してくれるサービスを言う。

具体的には、販売に必要な接客や売上を向上させるための運営を依頼することができる。もちろん、販売員の手配や充当も依頼することが可能だ。

 

このサービスやビジネスは、色々な業界で活用されており、特にアパレル業界における販売の現場で活用されている。

 

販売代行・店舗運営代行のメリット

依頼主(クラインアント)が販売代行を活用するメリットがどのような所にあるか考えてみたい。

メリットその① 経験が豊富

販売代行業を営む企業は、1つのブランドや、1つの企業以外の様々な現場の販売代行を行なっている。その為、経験が非常に豊富なのだ。

また、接客や販売の仕方などもブランドイメージや企業理念によって様々だ。それに合わせたスタイルでの接客や販売を行なっているので、現場での接客・販売も的確に行うことが可能だ。

つまりは、独自の販売ノウハウや運営ノウハウを持っているのだ。

 

自店や自社社員が運営する店舗と違い、経験を生かして多角的に問題解決や課題解決を図ってもらうこともできる。いわば現場のコンサルタントとも言えるだろう。

 

メリットその② 人材の充実

現代の店舗販売の現場において最大の課題と言えるのが「人材」ではないだろうか。”人が足りていない”というだけでなく、”人材が上手く育たない”といった課題もを解決してくれるのも販売代行・店舗運営代行の良いところだ。つまりは、「雇用のリスク」を回避することができるのだ。

 

時代の変容に併せて雇用も難しく、前述にある通り、アパレル業界のみならず、「ショップスタッフ(販売員)」を就業希望する人の数が減ってきている現実がある。その為、人材の確保に投じるコストも数年前の3~5倍程にまで膨れ上がっている。

 

自社で採用に手を煩わせ、新人教育や店長・マネージャーのマネージメント教育に手を煩わせることもなく、それぞれのポジションに適した人材を確保することがきる。最近では地方郊外型のショップ、アウトレットモールや大型量販店といったテナントにも出店が相次いでおり、郊外での人員確保にも一躍を担っている。

 

また、ショップスタッフのキャリアについても、現状のアパレル業界・小売業界には課題が多い。せっかく、自社で獲得した優秀な人材も、ショップスタッフとして働きながら次のキャリアビジョンを描ける環境、つまり”ポスト(役職)”が用意できなければ、流出してしまうケースが多々起こる。もちろん、ポスト(役職)における給与の充実も同様なことが言えるだろう。

 

前述を考慮した上で、依頼主からすると、採用や研修・教育にかける費用や負担を減らすことが可能なのだ。

 

メリットその③ 販売に関する経費を見積れる

前述にもあったが、依頼主が自分たちで人材確保をしようと思うと、採用にかかる費用が莫大なものとなる。また、給与も(一部ケースを除いて)売上に応じて変動することがないので、売上の少ない時期(=閑散期)には経費率の悪化を招いてしまう恐れがある。その点、(もちろん契約条件によるが)販売代行やを利用することで「売上に対しての対価」としてコスト算出ができる為、経費率の悪化を避けることができる。

 

上記のようなメリットがある一方で、デメリットもあるのも事実だ。

よくあるケースの1つが、販売代行業者に依存してしまうことだ。販売代行は即戦力となるため頼ってしまいがちだが、頼りすぎてしまうと自社の販売員が育たなくなってしまうということが起きる。とは言え、販売代行業者の販売員の教育がしっかりと行われていないという事もあり得るので、しっかりと業者を選定する必要もある。

そして、2つ目は意図していない運営をされる可能性があることだ。”意図していない運営”とは、自社の企業理念やブランドについての知識を共有できていなかったり、販売代行の会社が独自の解釈をして店舗運営を行ってしまうことがある。

これらのリスクを回避するためには、販売代行会社とのコミュニケーションが非常に重要となる。

 

クレセントアイズの行う販売代行・店舗運営

では、クレセントアイズが他の販売代行業や店舗運営業を行う会社と、どのように違うのかを考えてみたい。

 

クレセントアイズのメリットその① 『充実したノウハウと経験』

クレセントアイズは創業から約19年の歴史がある。誰もが知っている、ラグジュアリーブランドから、若者に人気のファストブランドの販売代行経験と店舗運営経験がある。また、自社セレクトショップも所有していることから、ブランドショップの構築方法もノウハウとして保有しています。

 

また、ショップや店舗といった現場の視点以外にも、アパレル業界という広い視点で、”良い部分”と”業界の課題”を考慮し、それぞれの依頼主様に合わせた提案を行い、運営まで行うことができます。

 

クレセントアイズのメリットその② 『全国規模のネットワーク』

クレセントアイズは全国規模での販売代業と店舗運営代行業を行なっています。その為、同じ依頼主様から複数店舗の販売代行や店舗運営代行を一括して請け負うことができます。また、郊外や首都圏以外の人材確保もスピーディーに実現します。

 

クレセントアイズのメリット③ 『スタッフ教育の徹底』

クレセントアイズでは人材教育のサービスも行なっています。その為、スタッフの販売・接客研修はもちろん、社会人としてのビジネスマナー研修を通じて、スタッフのスキルアップを図っています。

 

売上を上げる為の「高品質」な接客・販売を実現する一方、ショップで働くスタッフが、テナントやディベロッパーの担当者様と商談を行えたり、コミュニケーションを円滑に取ることができるというメリットもあるのです。

 

 

ショップの運営や販売の現場に、様々な課題とリスクを抱えている、アパレル業界の昨今。些細な相談でも構いませんので、一度クレセントアイズへご相談ください。