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ショップスタッフが考えるキャリアステップ
2018.06.08
大好きなブランドの洋服や靴、アクセサリー、雑貨に囲まれて、思い切りオシャレを楽しみながら働くことができるのはショップスタッフの醍醐味ですよね。
そんなショップスタッフも、数年間、販売の現場で働くことで様々なスキルを身に着けることができます。それと共に、「新たなキャリアに興味が沸いてくる。」「新たなステージで自分の力を発揮したい。」そんな風に思う人も多いのではないでしょうか。
しかし、ショップでの販売経験しかないという人も多く、”どのような形でキャリアステップを行えば良いかわからない”といった声を多く聞きます。
そんな方へむけて、今回は『クレセントアイズが考えるショップスタッフのキャリアステップ』について、ショップスタッフから部長となった、青木部長にインタビューしました。
大好きなブランドでのショップスタッフデビュー
大好きなブランドの店舗運営を行っていたクレセントアイズへ求人応募したのが入社のキッカケだった青木部長。ショップスタッフデビューから、様々な事に気づいたショップスタッフ時代について伺った。
Q:なぜショップスタッフになろうと思ったんですか?
― 接客や販売が好きだったので、それができる職場で働きたいと思っていました。中でも洋服が好きだったのでアパレルのショップスタッフになりたいと思っていました。当時は航空関係もいいなぁ・・・なんて思ってたんですがね(笑)
Q:クレセントアイズへ入社を決めたキッカケは何ですか?
― 自分の好きなブランドの店舗運営をしていたというのもありますが、会社のサービスに対する方針や考えに惹かれたっていうのはあります。恵まれた環境でショップスタッフができていたと思います。
Q:ショップスタッフをして数年が経って変化はありましたか?
― ありましたね(笑) 正直なことを言うと、ショップスタッフとして働き始めたときは”1年で辞めよう”、”2年で辞めよう”と毎年考えていました。でも、そう思っても何となくやりがいや、この環境以外で自分が満足できるのかも想像できずいました。
3年経った時に、手に取るように仕事を理解できたし、お客様とのコミュニケーションもとても楽しい時間に感じることができました。その時から仕事に『やりがい』を感じることができました。
また、そのタイミングで店舗移動を経験して「趣味である洋服」と「仕事である洋服」という公私の区別ができるようになりました。ブランドが好きすぎると、それが中々できずに意固地になったり頑固になってしまうんですけどね。
それから、「次のステップ」ということも考えだしました。
ショップスタッフから店長へのチャレンジ
数年間のショップスタッフを経験し、店長へとキャリアをステップした青木部長が店長となるキッカケについて語ってくれました。
Q:どのようなキッカケで店長になったんですか?
― 私の場合は「店長になりたい!」と願っていたり、目標にしていたわけではないんですよ。たまたま・・・と言ったらその時の上司に申し訳ないですが、本当にタイミングだったんだと思います。
Q:どのようなタイミングだったんですか?
― たまたま新店オープンの話があって、そこの店長を探しているということで、上司から店長のオファーをもらい、それを引き受けたという感じです。
Q:ここが大きなポイントになるのではないかと思うのですが、「店長になりたい!」と公言していても会社としてその判断をしなかったり、「ショップスタッフで圧倒的な売上を取っている」のに店長になれなかったりというのが、世間のショップスタッフの中でモヤモヤしている部分だったりするじゃないですか。その中で、どうして会社として『店長』という判断を当時の青木さんに対して下したと思いますか?
― 今は私もマネージメントをする立場なので、色々と考えるところはありますが、重要なのは『信頼』だと思います。”この人に任せても大丈夫だろうな”とか”この人ならきっと良いお店になる”とかそんな信頼感が重要なんだと思います。
いくら沢山売るスタッフでも、後輩や上司から信頼がなければキャリアに対する判断は無いと思いますし、信頼が重要なんだと思います。
よくあるケースが、全国で有数の売上を取るショップスタッフがいて、誰よりも出世欲が強いんですけど、お店での評判を聞くと後輩から慕われていなかったり、上司からの信頼がなかったりってことがあります。
Q:上司からの評価があって店長になり、どのような店長での経験をしましたか?
― 店長というチャンスをもらって、それに対ししっかり応えようと、すべての店舗、ブランドでしっかり仕事を取り組んできたということは自信を持って言えます。
新店の立ち上げも沢山やりましたし、苦戦店舗の立て直しも沢山やりましたね(笑) 少人数の店舗もあれば、大人数の店舗で数十人のスタッフをまとめたりと様々でしたね。
Q:店長として結果はどうでしたか?
― 正直、すべてが成功ではありません。むしろ、成功したと声を大きく言えるところの方が少ないかもしれません。全てスムーズにできたわけでもないです。
ただすべての店舗運営の店長業務において、クレセントアイズとして求める理念や考えを徹底していました。逆に言うとそれだけだったかもしれません。細かなお客様へのサービスが徹底できているかを常に意識していました。
お店がなくなったり、ブランド自体ががなくなるケースもありましたし、店舗運営の契約が途中で終わってしまうこともあったりしました。
ただ、上手くいかなかった時、すごく悔しい思いをいつもしていますが、「持てる力はすべて出した」と思えるように努力していると、同じクライアント様から違う仕事のお話をいただいたり、良い評価をしてもらったり、次のビジネスチャンスへ繋がっていったような気がします。
長きにわたる店長からSV(スーパーバイザー)へ
十年間近い現場での業務に携わり、ある時SV(スーパーバイザー)へ昇進した青木部長。そのキッカケとその後のキャリアを語ってくれました。
Q:SVにはどのような経緯で昇進したんですか?
― 店長を長くやっていて、ある程度色んな店舗のことを把握できるようになってきて、ある時に「長く勤めて会社を知っている私だからこそ人の採用をやってみたい」と思ったのがキッカケでした。それを上司に伝えたところ、認めてくれたという感じですかね。
それが、今から丁度3~4年前ですかね。最初はSVとなって採用や店舗のマネージメントをやることに、ものすごい重圧を感じていました。人生初めての経験ですし、「めっちゃ責任重いじゃん・・・」と思ってました(笑)
Q:どのようなところがSVとなった楽しみでしたか?
― もちろん、採用には責任が伴います。最初は人を見極めるのに苦心した部分がありましたね。でも、なるべく会社としても私としても、人の良い部分をもっともっと伸ばして生かしてあげたいという方針があったので、明確な方針が考えをブラすことがなかったです。そう思ったときに、すごくやりがいを感じましたし、楽しいと思いました。
もちろん採用後も店舗マネージメントを行う中で、「採用したからにはその人の良さが最大に生かせるように」という思いで業務に取り組んでいました。
Q:SVを経て、今や全国に数百人というスタッフを抱える部長となったわけですが、ここまでのキャリアの遍歴をどの様に考えていますか?
― 一番の変化は「関わる人の数と引き連れるメンバーが増えた」というところかと思います。これはショップスタッフをやっている時に想像もできなかった光景でした。ここがキャリアにおける大きな変化であり、違いだと思っています。
関わる人が多くて、着いて来てくれる人も多いというのは、最初にも言った『信頼』がないと絶対にできないと思います。そういう点でショップスタッフの頃から、そのような資質がキャリアをステップする上で必要なんだと思います。
人も店舗も多くなっても、自分の目の届かないということが無いよう、常に隅々まで気を配ることを心がけています。
今も採用に関して担当しているので、各店や店舗メンバーの特性や特徴を見極めて採用したり、配置をしたりできていると思っています。なので、店舗内での摩擦は少ないですかね。
キャリアステップについて
Q:ショップスタッフのキャリアステップについて聞いてきましたが、クレセントアイズでのキャリアステップの現状についてどのように思いますか?
― クレセントアイズでは、明るく前向きに仕事をこなしている人だったり、リーダーシップのある人、人を巻き込むことのできる人を積極的に店長に任命したり、SVに昇進してもらったりしています。
もちろん、店舗規模やブランドによって店長としての求められる資質は違いますが、そこは適材適所で役職を任せたいと思っています。
今では、店舗数も増え、人も役職も増えているので、様々なステージが用意されています。それぞれのキャリアビジョンに合わせてキャリアステップのチャンスが整っていると思います。
ぜひ皆さんの職場で目標や夢を持って、現場での業務にあたってみてください!
その先にきっと、今とはちがう景色が見えてくると思います。
ありがとうございました。
ショップスタッフが考えるキャリアステップのインタビューはいかがでしょうか。
これを参考にショップで働くスタッフの皆さんが、キャリアについて考えたり、将来について明るく夢を持ったり、目標を持ったりできれば幸いです。
クレセントアイズでは理念でもある、『常にお客様を一番に考え且つ、その期待を大きく上回るサービスを提供し続ける』という言葉が会社を通じて、お客様やクライアント様へお届けできるよう、社内のキャリアステップだけでなく、これからもアパレル業界で働く皆様へ発信していきたいと思います。