人と人とが対話するというコミュニケーションが減っていると言われている昨今、日本においても若者たちはデジタルの力を利用したコミュニケーションを活用するといったケースが増えている。世界のスタンダードとなっているように感じる人も多いだろうが、実際には世界のスタンダードではなく、一部の先進国やデジタル推進国のみで起きている現象であり、シティサイドな見解にも思える。

 

つまり、人と人とが対話をするコミュニケーションの文化は未だなお、実世界では中心にあり、コミュニケーション無しではビジネスや仕事もままならないのである。

 

 

挨拶がコミュニケーションの第一歩

社会人として、販売業に携わるものとして、誰でも行う当たり前の行動=「挨拶」だ。

「挨拶」は単に会話のキッカケにになるだけではなく、自身の緊張感をほぐすことができるものなのだ。挨拶はコミュニケーションをとる上で必要不可欠なものであり、コミュニケーションを始める重要な要素と考えている。

 

クレセントアイズでは、人と人との関わりの始まりは全て「挨拶」からと考えている。

誰しも、”挨拶は大切である”ということをどこかで、学んだだろう。しかし、この意味を深く追求したり、重要性について再認識することは少ないのではないだろうか。

 

「挨拶とは?」という質問への返答は簡単だ。

挨拶とはコミュニケーションであり、誰とでもコミュニケーションをとる最初の一歩なのだ。つまり、販売を行う最初の一歩なのだ。

そして、挨拶において重要なのが「当たり前のことを当たり前にやる」ということだろう。人間とは惰性に流されやすい生き物であり、ついつい楽な道を選んでしまう。”手を抜いてしまったり”、”明日やればいいか”などの惰性的な行動を取ろうとしてしまう。挨拶という、当たり前のことを当たり前にやり続けることが、また重要なのだ。

 

 

相手への興味関心を持つ

「自分」のことだけを考えていてはコミュニケーションは取ることはできない。相手へ興味関心を持つことで、人は態度や言動が変化してくる。コミュニケーションを取る上で重要な4つのポイントを挙げてみよう。

 

その1「質問をする」

コミュニケーションが苦手な人は、普段からあまり話さないことが多い傾向にある。そのため、人から質問をされることがほとんどという場合も多いでしょう。質問をされること自体が「何を聞かれるんだろう」という不安につながり、ますます話すことに苦手意識をもってしまう方もいます。

自分から質問する癖をつけることで、相手がどういった話題に関心があるのかを考えながら質問をしていけば、質問の返答をある程度想定して会話をすることができるようになります。相手の質問を待つよりも、失敗してもいいからとにかく自分から動く、というコミュニケーション術です。

 

質問を重ねながら、会話のなかで相手の関心のある話題や得意なことがわかったら、それについて「詳しくないので教えてください」という態度で質問していくのはコミュニケーションを取る上では非常に有効だろう。相手は自尊心をくすぐられるのでいろいろ話してくれ、自分もその分野について本当によく知らないのであれば知識を得ることができるのだ。コミュニケーションは相手のこと以上の教養や様々な機会を与えてくれるだろう。

 

その2「相手との共通点を探す」

人は、相手と自分との関係において共通点や類似点を見つけるとホッとします。ですので、世代が同じくらいの人なら、学生時代に流行っていたものや聴いていた音楽などを質問することでコミュニケーションが捗ったりするケースが多くあります。

また、相手に心を開かせるための方法の一つに、自分の話をすることも大切だ。たとえば家族や地元の話など、話せる範囲でプライベートな話題を出してみることで、”私の場合は○○で〜・・・”といった感じで、会話が弾むケースが多い。もちろん自分の話だけをしすぎるのはNGなので、相手とのコミュニケーションだということを忘れずに対話してみるのがいいだろう。

 

その3「相手を褒める」

これは世界共通なのだが、仕事において「親しみやすさ」と「業務上のスキル」がその人を判断するものさしになると言われている。そのふたつのバランスを意識することが仕事の上では重要だ。自分のスキルを磨くのは大切だが、それを周りに評価してもらうためには、自分からどんどん周囲の人を褒めていくことが大切なのだ。

 

その4「自分だけの言い回しを使ってみる」

話しかけても聞く耳すら持ってくれない・・・仕事において、そういったシチュエーションも多いのではないでしょうか。そんな時に、少しでも話を続けられるテクニックとして相手の意表をつく返答や言い回しを使うといった方法がある。相手の意表を突くことも有効になるときがある。

例えば・・・自分自身がセールスマン(物を売る側)だった時に、多くの場合は予想のつくも会話やトークがほとんどです。あくまで一例ですが、”1時間お時間いただけますか?”という言い方を”60分お時間いただけますか?”というように言い換えたりなど、相手に一瞬でも「ん?」という会話の中での違和感を覚えさせるのも効果的なのだ。もちろん、この方法は会話を長続きさせるためのものではなく、話すきっかけを作るためのものということを忘れてはいけない。

 

洞察力と気配りが相手の気持ちを察するコツ

コミュニケーションが自身から発信することで始まるものでも深まるものでもない。相手の些細な変化や表情を観察することで、相手のことを理解できるのだ。その際に必要となるのが洞察力と気配りだろう。日頃から表情の変化や、小さな感情の変化を察してあげることで、話す内容やテンションを合わせることができるだろう。相手への気配りにより、選ぶ言葉のチョイスも変わってくるので、忘れないようにしたいところだ。

 

 

クレセントアイズの考えるコミュニケーション術を、あなたの身の回りでも実施してみてはいかがだろうか。