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レトロかっこいい!?古着のアウトドアウェアが今熱い!
2023.09.02
加熱する古着ブームの中心近くにいる「アウトドア」というワード。古着業界においては、昨今のアウトドアブームの流れに乗った一過性の流行ではない。古着業界にとどまらず、ファッション業界においてアウトドアウェアは近代ファッションの先端を歩んでいる。アウトドアと一括りにしても、フィッシングやトレッキング、ハイキングにハンティングなど用途によって持ち合わせるギミックや性能は様々だ。
リーズナブルに楽しめる古着のアウトドアウェア
新品で購入すると意外と高額なアウトドアウェアは1着5万円以上なんてこともざら。一方で古着なら数千円で購入することができて、雨の日などの悪天候の時にも気兼ねなく着ることができます。しかも、1点ものとなれば他の人との差別化が可能なのも魅力的だ。
アウトドアの有名ブランドでもあるパタゴニアやノースフェイスの新品を購入しようとすると、軽く数万円を超えますが、古着であれば数千円で購入できるのもあるので、そのブランドの持つハイクオリティをそのままに手に入れることができるのだ。
気づかなかった高機能・ハイスペックなアイテムに出会える
海外アウトドアブランドの中には、高性能で現地では誰もが知っているメジャーなブランドであっても、日本では無名だったり、また日本では販売していなかったりするブランドのウェアが多く存在する。海外現地からの買い付けを行っている古着屋では、日本で手に入りにくいブランドも置いているので、今まで知らなかったブランドや高機能アイテムに出会える。古着屋に行った際には、気になるものがあれば実際に手に取って試着してみるのが良いだろう。
実際にアウトドアブランドの古着は多くのファッションデザイナーが注目し、追いかけているアイテムの一つと言えるだろう。その理由の一つに「機能美」があるだろう。それは決して見た目の問題だけでなく、使い手側への配慮や実際のアウトドア環境下での精度も含めてだ。防水・撥水・吸湿速乾…などを意識した記事選びはもちろん、止水ジップを使ってポケットへの水の侵入を防いだり、ジップの引き手を手のかけやすいものを使用したり、ポケットの形・深さ・位置なども含めてとても奥が深い。
パタゴニアはアウトドア古着の王道
アメリカ発祥のアウトドアファッションブランドで、世界で初めてフリースを開発したことでも知られている「パタゴニア」
機能性やファッション性はもちろんのこと、無農薬栽培されたオーガニックコットンを使用するなど素材にまでこだわり抜いています。パタゴニアは古着も人気があり、日本未発売の輸入ものや少し前の年代のビンテージものはカラフルな色使いやレトロな雰囲気で古着ならではの良さがある。また、そのハイスペックさを買われアメリカ軍用のウェアとして納入していた(通称)MARSと呼ばれるものは当時の最高性能を持ったウェアとも言われており、古着ファンには昔より愛されている。古着のスタップTなどはパタゴニアの代名詞とも言えるだろう。
総合アウトドアギアメーカーのノースフェイス
ノースフェイスもパタゴニア同様にアメリカ発祥のアウトドアメーカーで、最前線のアイテムを取り扱うブランドだ。高品質なスリーピングバッグが爆発的ヒットをして有名になった。また、世界初のドーム型テントを販売したことでも知られている。日本でもおしゃれなキャンパーはノースフェイスを着ていると言っても過言ではないほど、ファッションブランドとしても人気を博している。人気の高さゆえ数も出回っているので入手しやすく、おしゃれで機能性に富んだウェアは必見だ。
老舗の持つ伝統と現代ファッションの狭間をいく「L.L.Bean」
アメリカ発祥のアウトドアブランドで、100年もの歴史があるのがL.L.ビーンだ。ビーン・ブーツやトートバッグは超ロングセラーアイテムとして今でも多くのファンを魅了しる。肌着やシャツ、Tシャツからボトムス、バックパックなどまで幅広い取り扱いがあるのが魅力的だ。パタゴニアやノースフェイスよりも化学繊維を利用していないコットンを使用している、タウンユースしやすいオイルドジャケットやキャンバス地のアイテムなどもあるので街に溶け込みやすい。良質な製品の販売と顧客を大切にする経営理念を掲げています。歴史が長い分、古着として掘り出し物が見つかる可能性が高いブランドの一つだ。
レトロでかっこいい古着のアウトドアブランドのウェアは今も昔も変わらず多くの人に愛されている。あらためてアウトドアウェアの良さを自身で再発見してみても面白そうだ。