販売スタッフの採用に苦戦している企業も多いのではないでしょうか。最近では「アルバイトの求人を掲載したけど、なかなか人が集まらない・・・」「そもそもどの求人媒体がいいか分からない・・・」などといった声をよく耳にします。社員やパート・アルバイトの採用活動を行う上で、このような悩みを抱えている企業も多いように感じられます。

時代の変化とともに、若者達の仕事を選ぶ視点が変化してきているのはご存じでしょうか。

内閣府が日本の若者を対象に実施した調査によると、「仕事を選ぶ際にどのようなことを重視しますか。」という質問に対して、「仕事内容」を選択した回答者は63.1%でした。「収入」の70.7%に次いで日本の若者は「仕事内容」を重視するという結果になっているのです。これは仕事内容を好条件に設定すべきということではなく、しっかりと求職者に対して仕事内容とその魅力を伝えることが大切だということなのです。

 

求人応募が来ない原因その1 「仕事内容」の情報が具体的ではない

応募が来ない原因として考えられる1つ目は、求人の「仕事内容」の情報が具体的ではないことです。仕事内容が簡易的な場合、職場のイメージが湧きにくく、求職者にとっては不安要素となってしまいかねません。仕事内容を詳細に示すことで求職者の疑問やとまどいを軽減し、採用後の定着率に影響するため、会社が必要としているのは「どんな仕事ができる人材」なのかを、詳細にわかりやすく記載しましょう。

 

求人応募が来ない原因その2  職種に合った求人媒体を利用できていない

原因として考えられる2つ目は、「募集職種に合った求人媒体を利用できていない」ことがあります。採用活動を行う上で、求職者との接点となる媒体は大きく以下の3つに分けられます。

・企業ウェブサイト(自社サイトやSNSアカウントなど)

・求人募集媒体(求人サイトや広告出稿を行う媒体など)

・第三者であるユーザーが情報発信するメディア(インフルエンサーの投稿や求人SNSアカウントなど)

 

現在は、自社サイトの運営やメンテナンスだけでは、採用活動を成功させることが困難なため、上記の3つの媒体を使い分けて活用する方法が主流となっています。また、求人応募の件数を増やすためには、自社のブランディングや企業イメージのアップなども必要となってきます。

 

応募を増やす対策1  具体的な業務内容を記載する

意外とできているようで、できていないのがこの「具体的な業務内容を記載する」ことです。業務内容を少しでも好印象に操作しようとしたり、細かな作業や仕事の部分の説明が抜け落ちてしまっていたりするケースが多く見られます。「思っていた仕事と違った・・・」「こんなこともやらなくちゃいけないの・・・」というようなリスクを回避するため、包み隠さず仕事内容について詳しく記載している求人に応募が集まりやすい傾向があります。

なかでも、求職者が最も知りたい情報は「1日の業務の流れ」と言われています。主な仕事内容に加えて、代表的な1日のスケジュールを記載することによって、求職者は働く姿をイメージすることができるのです。販売員の採用の際には「一日中販売する」一択だろ!とお思いがちですが、出勤から退勤までの流れを掲載することが丁寧な業務内容の掲載と言えるでしょう。

 

応募を増やす対策2 必要なスキルはハードルを下げる

求職者は「業務に必要なスキル」も応募基準の一つとして重視しています。ハードルが上がってしまうような条件は応募につながりにくいため、書き方に注意しましょう。

 

例えば、基本的なパソコン操作ができる人を募集したい場合「PCスキル」⇒「PCスキル(キーを見て文字を入力できればOK!)」

このように、敢えて易しい内容(事実)を追記すると、求職者の応募意欲低下を防ぐことができます。また、スキルについて記載する際は、本当に必要なスキルが何かを決定した上で「必須資格」と「歓迎資格」に分けて記載しましょう。求職者にとって分かりやすい内容を心がけることで、企業側が求める人材からの応募数増加につながります。

 

応募を増やす対策3 自社サイトを活用する

現在は求人サイトも多様化しており、アルバイト専門や正社員専門といったようにそれぞれの雇用形態や業種に特化したサイトが増えています。例えば、全業種が掲載されている媒体は、求人掲載数が多く広範囲に及ぶため、求人が埋もれやすく、ターゲットにアピールしにくいというデメリットがあります。特にアパレル業界では、ファッションへの関心や、ブランドとの相性も重要であり、ターゲット層に確実にアプローチすることが必要です。

その為に最も有効的かつ効率的な求人方法こそ、自社サイトの活用です。これは、決して自社サイトだけでなく、自社の求人ようWebページなどでも代用できます。昨今の求職者の傾向として、労働環境や収入面以外に、自身がどのような環境に身を置き、どのような会社で何をしているのかを重視する傾向にあります。端的に表現するのであれば「セルフプロデュース」ということでしょう。他の人からの見え方というのを意識しているのです。

例えば、ゴチャゴチャした店舗よりもオシャレでスタイリッシュな店舗で働きたいという希望が多くあったり、商業施設よりも路面店やフラッグショップで働きたいという希望が多くあったりします。自社のサイトで世界観を十分に表現することで、こういった希望に沿うことができたりするのです。

 

 

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