日本では、その名を知らない人はいないと言っても過言ではないグループ。ダンスボーカルユニット『EXILE』。EXILEとしてのグループの魅力はもちろん、所属するメンバー個々が、それぞれの個性を輝かせ、日本中の人を魅了しているのは間違いない。

 

 

中でもファッション業界でもアイコンとして活躍しているのが、ダンサーのAKIRAだ。高身長に渋いルックス、女性ならずとも憧れを抱いてしまうのも無理はない。

 

そんなAKIRAがこの度、アジア人として初のRALPH LAUREN(ラルフ ローレン)のアンバサダーに就任した。日常からラルフローレンを愛用してきた彼のファッションに迫るとともに、彼の魅力に迫りたい。

 

 

 

ダンサーAKIRAからパフォーマーAKIRAへ

静岡県出身の36歳。サッカータウンとして知られる磐田市育ちのAKIRAは、青春時代サッカーに明け暮れたという。16歳からダンスをはじめ、二十歳を過ぎクラブでダンサーとして踊っていたところ、その後EXILEメンバーとなるMAKIDAIとUSAの目にとまり、2006年にEXILE入りをする。

 

 

EXILEとして多くの音楽番組やバラエティ、CMに出演をし、日本中にその名を知らしめた。持ち前のルックスで多くの女性を虜にしたのはもちろん、気さくな性格とお茶目なキャラクターでお茶の間の人気者にもなった。

 

 

また、多くのファッション誌の表紙を飾るとともに、彼自身のファッションも注目を浴びた。決して世の中に媚びることのない、独自の世界観と男臭さは、女性だけでなくファッション好きの男性をも魅了していった。

 

ファッションだけでなく、その時代には珍しい長髪(=ロン毛)というヘアスタイルにバイクというライフスタイルに”AKIRA系男子”という言葉も生まれた。

 

 

 

AKIRAとファッション

デビュー当初こそ、派手な髪色とダンサーゆえのB-BOYスタイルだったが、EXILE加入後は独自のファッションセンスを発揮し、ファッションアイコンとなっていった。そのスタイルは男臭いラギッド&バイカースタイルから、ビンテージトラッドスタイルと、フェミニンなスタイルとは一線を画していた。

 

 

 

レザーで魅せるラギッド&バイカースタイル

ストリートファッションとして原宿や恵比寿発のブランドを中心に、ムーブメントを起こしたラギッドスタイルやバイカースタイル。”レザージャケット”に”デニム”、”ブーツ”そんなワードがスタイルの象徴となった。

 

source / NAVER

 

 

 

リアルクロージングを体現するヴィンテージライクなスタイル

あえて洗練されていない、どこか荒っぽい、そんな印象を受けるのがヴィンテージスタイル。しかし、AKIRAが身につけるヴィンテージライクなアイテム達は、たちまち時代の先駆者的なファッションスタイルを確立する。

 

 

 

アクセサリーにはインディアンジュエリーをチョイス。派手過ぎず、目立たな過ぎずという絶妙なバランス。

 

 

 

大人の色気をまとうトラッドスタイル

どこか日本人ということを忘れさせてしまのようなオーラを醸し出すトラッドスタイル。シンプルなスーツスタイルやジャケットスタイルではなく、独自のコーディネートとセンスを光らせる。

 

 

 

RALPH LAURENを通したAKIRA。AKIRAを通したRALPH LAUREN。

2017年、アジア人初RALPH LAUREN(ラルフローレン)のアンバサダーに就任した。この事は彼自身が似合う・似合わないではなく、プライベートでも愛用している事を知ったローレン氏が「ブランドの体現者」と言うほどだ。

 

AKIRA自身もラルフローレンを愛用している。ヴィンテージラインのRRLからドレスラインのパープルレーベル、ラグビーまで、ラルフローレンをこよなく愛用している。

 

そのルーツにはアメリカンミュージックカルチャーやダンスカルチャーがあるという。AKIRAという人物のフィルターを通したRALPH LAURENは、新たな世界観と価値を広げていくのかもしれない。

 

 

 

 

top image / Ralph Lauren