アパレルショップで働いていると、季節やトレンドによりお客様の来店数や、入店数、売上に変化が訪れます。例えば、セールの時には否応無しに多くの人がお店の前を歩き、入店されますよね。それとは反対に、大雨の時などはそもそもショッピングに出かけるという人が減りますよね。

分かってはいても、ふとした瞬間に”自分のショップ(お店)は大丈夫だろうか?”と考える瞬間があるのではないだろうか。

 

あらためて、現状を分析してより良いお店を目指してはみる一つの機会と考えてみてはいかがでしょうか。

今回は、良いショップ(お店)作りに欠かせないVMD的ポイントをご紹介したいと思います。

 

VMDポイントその1 配置と動線

ショップには、メインのビジュアルとして、マネキンやトルソーといったお客様の目線を引くものを設置することが多いですよね。このようなビジュアルも、お客さまの目線に立って、場所や仕様に注意しながら設置されているかチェックしてみてください。お客様のショップ内での通行の邪魔をしていたりしていませんか?

ラックの間が狭かったり、什器が大きすぎるあまり、お客様がすれ違うことができなかったり、お客様の動きを制限していては良いショップとは言えません。また、お客様が入店しづらいような動線設計ではお客様の来店を妨げてしまいます。

 

重要なポイントは、お客様動線とサービス動線(従業員動線)は、なるべく交差することなく配置し、サービス動線はできるるだけ短く計画し、無駄な動きない効率的で、生産性の高いものであることが重要です。

 

VMDポイントその2 メインのビジュアルと店内ディスプレイ

昨今のファッション関連のショップのトレンドとして、店舗まで足を運んでくれるお客さまが少なくなっていると言われています。その理由に、インターネットの出現により、スマホやパソコンから簡単に商品を購入でき、次の日には商品が自宅に届く便利な時代になったということが挙げられます。多くのお客様にショップへご来店・入店してもらうには、ショップ自体が魅力的にならないといけません。そのためにはメインビジュアルとディスプレイを魅力的に作ることが重要です。

 

VMDとは”ビジュアルマーチャンダイジング”を略した語であることはよく知られていますが、商品施策や販売施策をもって売場を作るという意味があります。 商品仕入れを計画し、それに合わせた売り場を作りを行い、お客さまの視覚に訴える、楽しく・買いやすい売場を作りをするということが、VMDの最大の目的です。
VMDを満足のいくよう完成させることで、お客様のご来店頻度をアップさせたり、ショップの前を通る人の足を止めて来店につなげることができます。

 

■シーズン性を上手く取り入れられてますか?

「春夏秋冬」と4シーズンの季節があります。ファッションでは8シーズンに細かくシーズン区分することができます。シーズンの区分をしっかりした上でVMDプランを練ることで、ディスプレイの参考キーワードが見えてくるでしょう。季節性を充分にVMDに反映させることで、買替え需要や購買意欲を増やすことができるでしょう。

 

■オケージョンに合わせた”コト”訴求

オケージョンとは、時と場所、場合という意味で、どんな場所で何をするのかという意味です。簡単に言えば、自店のコンセプトや商品を実際のシチュエーションを想定して視覚的に提案するということです。

例えば、キャンプに着て行く服といえば、動きやすくて、汚れにくいものが基本で、花柄のフワフワドレスで行く人は少ないはずです。ダウンジャケット、ジーンズにニットなどを軸に「何処に行き」「何をするのか」というのが分かる服と、自然を感じるキャンプのイメージを売り場に作ることで、『この服はキャンプに行く時に着る服だ!』とお客さまに明確に伝えられるのです。

 

VMDポイントその3 見やすい商品陳列

通路から店内を見たときに、各アイテムがどこに置いてあるのかがすぐに確認できるわかりやすさも大切です。また、在庫量が増えるセール時期や実売期、商品量が多いショップなどでは、陳列棚のボリュームにも余裕をもたせ、ラックにかけるハンガー数にも気を配ることが重要です。お客様目線での商品陳列とラック構成に気をつけることで、「ちょっと見てみようかな♪」というポジティブなお客さま心理に訴えかけることができるでしょう。

 

あらためて、什器の商品量やラックの商品数が適切かをチェックしてみてください。

 

VMDポイントその4 売るべき商品がショップ全体で統一されている

ショップでは週や月ごとに”打ち出し商品”や”販売強化アイテム”が設定されることが多くあります。ショップによっては販売目標枚数を設定しているところもあります。このような商品は、高い消化枚数を見込みブランド内の生産数量や仕入れ数量も多いことから、必然的に売り込みを行う必要があります。打ち出し商品や販売強化アイテム、ニーズが高い季節商品、トレンドアイテムは、コーナー展開を行い目的のあるお客さまのニーズキャッチにつなげることが重要です。

 

そして、売り場作りはもちろんですが、売上げ作りにはショップやブランド内の情報をショップスタッフ全員で共有することも重要です。たとえば、ディスプレイとレイアウト構成にまつわるテーマとその理由、売れ筋商品の在庫状況、雑誌掲載の商品情報、完売商品の追加生産の有無など、店長だけではなくお店のスタッフ全員が把握することが大切となってきます。ディスプレイとレイアウト構成にまつわる理由がスタッフに伝わると、それらの商品をおすすめする意識が高めることができます。また、強化商品や人気アイテムの在庫状況を把握するとセールストークの幅が広がり、再入荷予定の有無なども知っておくと、在庫がない場合は取り寄せを行うといった「売り逃し対策」もできるようになります。ぜひ、併せて参考にしてみてください。

 

 

上記を参考に、自店をあらためて見直してみてはいかがでしょうか。今まで見えていなかったことが見えてくるかもしれません。店舗のメンバーで意見を出し合い、現状を分析してみるものおすすめです。

力を合わせて良いショップ作りを目指しましょう。