Ralph Lauren(ラルフローレン)の歴史を知ることで感じる魅力とは。

2021.02.21

最も世界中の人々に愛されているブランドといっても過言ではないブランドの一つが、「Ralph Lauren(ラルフローレン)」ではないだろうか。創設者でもある、ラルフ・ローレン氏が1968年にブランドをスタートして以降、アメリカントラッドの代名詞として確固たる地位を築いたのは言うまでもないだろう。

 

ラルフローレンが世に送り出したものは数多く、アパレルウェアだけに止まらず、現在ではブランドの持つ世界観をそのまま具現化した家具やライフスタイルグッズ(雑貨)など様々だ。アメリカのみならず全世界で、多くのファッショニスタを虜にしてやまない、ラルフローレンというブランドの魅力と、ラルフ・ローレン氏の歴史に迫る。

 

ニューヨーク出身のデザイナー「ラルフ・ローレン」

1939年、ニューヨークのブロンクスで誕生。移民の一家に生まれたローレン氏(本名:ラルフ・ルーベン・リフシッツ)は、子供時代は貧しい生活を強いられていたと言われている。ファッション学校に通わず、セールスマンとしてブルックス・ブラザーズで働いた後、1967年にネクタイ店を開業し自身のブランド”ポロ(Polo)” を含むネクタイの販売業を始めた。

 

彼の営業力で大手百貨店ブルーミングデールズへ売込みを行い、販売を開始。彼の提案するネクタイは、その当時のネクタイデザインとは一線を画すデザインであり、話題となり新たなトレンドとしてブランドの外郭をなしていった。類まれなデザインセンスはネクタイだけにとどまらず、メンズのアパレルウェア業界へと広がっていった。

 

ラルフ・ローレンの手がけるレディースウェア

メンズウェアを中心に展開をしていたラルフローレンだが、妻であるニッキー・ローレンの為にデザイン・制作を行ったことをキッカケにレディースラインをスタートさせたと言われている。しかし、数々の映画の衣装デザイン・制作を手掛けている中で「華麗なるギャッツビー」の衣装をすべて手掛けたのがレディースラインを始めた本当のきっかけだと関係者内では言われている。その真相は本人のみぞ知るといったところではないだろうか。

 

ポロ・ラルフ・ローレンが世界のブランドへ

ラルフローレンのショップは繁盛を重ねた。ビバリーヒルズのロデオドライブ(高級ブティック街)などファッション感度の高い地区にショップをオープンし、会社も拡大の一途をたどった。ブランド名も「ポロ」となり、イギリスとアメリカのスタイルをミックスし、上階級のクラスをイメージしたブランドを立ち上げた。ラルフ・ローレン氏のメンズウェアは大成功を収め、1970年にはメンズウェアのデザインでコーティー賞という、名誉ある賞を受賞した。

 

この受賞をキッカケに、メンズのクラシックスタイルを取り入れた、レディースのスーツをデザインすることとなった。

1972年には、幅広いカラーバリエーションの半袖コットンシャツをリリースし、それが世界中に大きな話題を呼んだのだ。これが、ラルフローレンを世界的ブランドに押し上げた「ポロシャツ」の誕生だった。そのポロシャツが、ブランドのアイコンとして有名となり、代表的なルックスともなった。翌年にはラルフ・ローレン・パープルという、ラグジュアリースタイルのラインや、ラルフ・ローレンホームといった家具や日用品を展開するラインを立ち上げました。また、オリンピックのユニフォームをデザインするなど、彼の名前は世界的なものとなりました。

 

現代語で言う「カリスマ」デザイナーとも思えるラルフ・ローレン氏だが、本人は「私はデザイナーではなく、ライフコーディネーターだ。」という言葉を残していると言われてる。彼自身の世界観がブランドに投影されているという、何よりの証ではないだろうか。

 

 

ラルフ・ローレンの世界観

世界的なデザイナーとして活躍した彼だが、直接デッサンを行ったり、衣類の縫製を行うことは無いと言われている。彼自身が世界中を旅して、その旅の中でインスパイアされたものを写真に収め、その写真をもとにデザインチームがデザインを起こしているという。そして、デザインチームのデザインを彼自身が一つ一つチェックを行いアイテムを生み出している。

 

そんな、ラルフ・ローレン氏の世界観を表現するのに面白いエピソードがある。

ラルフローレン本社には、とてもとても大きな絵画が1枚飾られている。さぞ高価な絵画かと思うと、その価値は2000万円程度のものだという。しかし、自社のバイヤーが約1億円で購入してしまったそうなのだ。なぜ飾っているのかを問うたところ、『私たちは本物を見る目を養うべきである。これはその戒めとして展示しているんです。』という回答が返ってきたという。そんなエピソードに、ポロ・ラルフローレンのブランドとしての魅力が詰まっているのではないだろうか。

 

 

「生涯一つのブランドを着続けなくてはいけないというルールがあるならば、間違いなくラルフローレンを選ぶ」そう言わしめるほどの魅力的なブランドこそ「Ralph Lauren(ラルフローレン)」なのだ。ポロ・ラルフローレンはホワイトカラー向けのブランドではあるが、決して恵まれた環境でない中で育ってきたラルフ・ローレン氏に魅力を感じるとともに、ぶれないコンセプトと哲学が、彼らが生み出すプロダクトに詰め込まれている。

 

彼らの生み出す哲学。それこそがブランドの最大の魅力なのではないだろうか。

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