情報化社会がもたらしたものは、多くの情報以上に人のライフスタイルに大きな変化をもたらした。それは小売りを行う現場でのお客様のニーズにも色濃く影響している。

 

接客販売業においては逆風と思えるEC(通販サイト)の充実は、お客様の購買行動までにも変化を与えたのは言うまでもない。

 

接客販売のプロとして、歴史を積み重ねてきたクレセントアイズの青木部長に、販売業の現状についてインタビューした。

 

 

 

ショップロイヤリティというものを今こそ考えなければいけない

― 販売業(接客業)について今と昔で違いはありますか?

青木:そもそも論ではありますが、「販売や接客が好き」って人が減っている気がしますね。ちょっと前って、”ショップスタッフ”って憧れの的みたいなところがあったじゃないですか。今では、それが無いと感じますね。

 

青木:それって『販売業』そのものではなく、本当の洋服好きが少なくなっていたり、良い接客を受けたことが無かったりという経験値の部分が要因にあると思います。インターネットを使って色んな情報を得たり、通販でなんでも買えたり、欲というか情熱が減ってきているのではないかなと思いますね。

 

 

 

― そんな現状の中、昨今の販売員の質についてはどう思いますか?

青木:そもそも販売を楽しんでいる人が少ないなとは感じますね。それはさっきの内容に加えて、労働環境の影響もあるかと思います。データ管理等も徹底されている中で、販売ノルマだったり数値管理みたいなものも行われていてプレッシャーを感じる部分が大きいのかもしれませんね。

 

青木:あとは、「給料が低くて休みが少ない」そんなイメージが先行しているように感じます。休暇や個人の時間を守ろうとする論調が強い中で、少し時代に逆行しているような部分もありますからね。そうなると必然的に人手が足りなくなって、余計に販売員の質を下げる結果を招いてしまう気がします。

 

青木:最近は本当に現場の雰囲気が暗い!!

 

 

― クレセントアイズの販売員についてはどう思いますか?

青木:自慢ではないですが、ウチのスタッフの質は高いと感じます。それは驕りではなく、そうなれるよう取り組んでいるからだと思います。販売の研修はモチロンですが、コミュニケーション研修や店長研修なども行っていて人材育成を会社として徹底していますからね。

 

 

― どんなキャラクターのスタッフが多いですか?

青木:柔軟で誠実なスタッフが多いですね。それは選考の段階で、そういう人を選んでいるってのもありますから。人柄が良い人が多いとは思いますね。

 

青木:あとはウチの労働環境もある程度は充実しているのかなと。給料も他社さんと比べると良いと思いますし、有給や休暇も割と取りやすい環境を整備できているかと思います。巷のショップに比べて、人員不足を起こすこともないので安定したショップ運営が、明るいショップの雰囲気や明るい職場を実現できている一つの要因かとも思います。

 

 

 

販売スキル以上に、人柄やキャラクターが何よりの必須条件

― クレセントアイズが考える『販売員』とはどのような存在ですか?

青木:お客様に可愛がってもらえるというか、信頼してもらえる存在が販売員として理想の姿と考えています。そして、販売員としての資質以上に、どこに行っても必要とされる人間性みたいなものを持った存在になってほしいです。

 

青木:やっぱり人は人。人材と言えど一人の『人』ですからね。

 

 

― 最後に、クレセントアイズの最大の強みはなんですか?

青木:『全てはお客様の為に』その考えを徹底できていて、それをどの現場でも実践しているところですかね。スタッフ同士、社長と社員、上司と部下、それぞれ立場や役割が違えど、リスペクトしあえている部分は良い所だと思っています。後は、一人ひとりが向上心を持って成長できている。そんなところですかね。

 

青木:自慢ばっかになってませんか!?大丈夫ですか!?笑

 

― 大丈夫です!力の入った言葉をありがとうございます!笑

 

 

 

二回に渡っておとどけしたインタビューはいかがでしたでしょうか。

ファッション業界、小売り業、販売業に逆風が吹きつける昨今。この先、そして未来を見越した徹底した取り組みが生き残る一つのポイントなのかもしれません。

 

クレセントアイズでは、『常にお客様を一番に考え且つ、その期待を大きく上回るサービスを提供し続けます!』というキーワードと共に成長を続ける企業でありたいと思います。