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2017.10.31

クレセントアイズ村田社長と青木部長が語る小売りビジネスの今 vol.01

多くの”モノ”と”情報”に溢れた昨今。好きなものを手に入れることは、「値段」を除けば、容易になったのではないだろうか。それはファッション業界においても同様だ。数年前、恋い焦がれていたブランドやアイテムの商品を手に入れることが一つのロイヤリティだった。それが、現代ではインターネットのボタン一つで手に入れることができる。

 

 

利便性を高めた現代の小売業界。小売業に関わるプロフェッショナルとして、約20年携わるクレセントアイズ。小売業界の現状とその先どこへ向かうのかを、業界の目まぐるしい変化の真っただ中で成長を続けるクレセントアイズ社長、村田と部長の青木に聞いた。

 

 

 

混沌としたファッション小売業界。一つの強みが生命線に

― 現在のクレセントアイズの(運営店舗の)売上はいかがですか?

村田:「ぼちぼち」って言葉がピッタリかな。良い所もあれば、悪い所もあるけど、総じていえば業界全体の流れに比べたらウチは全然良いと思ってます。

 

 

― ファッション小売り、小売り業界の現状をどのように考えていますか?

青木:ファッション業界は本当に不況だと思いますね。今では絶対的な存在だった大型店舗が潰れていたり、「ファストファッションがきてる!」っていう時の流れが無くなっていたり。

 

村田:ファッション業界は本当に厳しい現状だと感じてます。逆に好調なところは、オムニチャネル化に取り組んでいたり、新しい仕組み作りに取り組んでいたりしているところではないかと思っています。

 

青木:この先、良いところと悪いところが二極化して、どんどん淘汰されていくと思います。

 

 

― 今後はどうなっていくと思いますか?

村田:そうだね。残るのはブランド力のあるところだったり、ショップ自体に力(?)やロイヤリティのあるところじゃないでしょうか。その企業の特徴や、ブランドのオリジナリティを上手く生かしていて、そこでしか手にはいらない何かが無ければ、難しくなっていくように思います。

 

村田:例えばユニクロあるじゃないですか。あそこの強い部分って「安い」とか以上に「ユニクロ」ってブランドを作り上げたところなんですよね。ショップにおいても、何か秀でた特徴が必要になってくると思います。今、弊社がお取引させていただいているアンファミエさんなんかは「専門用品店」という、圧倒的な強みがあるから、この先もお客様に必要とされていくと思ってます。

 

 

 

お客様の求めるものに大きな変化が起きてる

― 昔と今の接客・販売型の小売りの違いってなんですか?

青木:昔はお客様と沢山話して、共感して、接客することが最高の接客っていうのがあったけど、今では一言も話さないで数十万円のご購入があったりと多様化しているのは感じますね。今の人たちが求める接客販売の小売りスタイルは昔と大きく違うことは現場で感じますね。

 

村田:例えば、今の50代と昔の50代だと、求める接客が全く違うと思います。うまく言えないんですが、大きく違うんだと思います。恐らく、接客というものに対しての意識やブランドに対するロイヤリティ、情報量が圧倒的に増えて、買い物の利便性も大きく変化、だいぶ違うんだと思いますよ。

 

 

― 現代のファッション業界の消費動向は昔とどのように違いますか?

村田:お客様の求めているものに応えるという点に違いはない。ただ、求めているものがより細分化されていて、細かくなっているように感じます。例えば、「ジャケットだったらココ」とか「ケーキでもモンブランならココ」みたいな感じで。昔は「ここのお店で全部揃えてしまう」とか「どこどこのブランドで統一」みたいなことが多かったように感じます。情報が増えていて、お客様個人個人がライフスタイルをカスタマイズしやすくなっているのは理由にあるかもしれないですね。

 

 

― それは買い物する場所に変化をもたらしていますか?

村田:それは間違いないかと。様々な商業施設ができていて、地域性などに合わせて買い物の仕方も変わっているなと思います。今では、都心でなくても適度にショップが密集した駅直結型の商業施設ができているし、地方はファミリー向け駐車場完備型の大型店舗が利便性が高く人気ですよね。スーパーブランドでさえも百貨店以外でも、都心以外でも、昔より簡単に手に入るようになりましたものね。

 

 

 

「爆買い」のもたらした市場のグローバライズ

― 年々増え続ける外国人観光者。国内での消費動向についてはどのように分析されていますか?

村田:「爆買い」はもう終息を迎えているのかなと思っています。これは一過性のもので、過去に日本人がハワイで沢山の買い物をしていたのと同様だと思っています。やっと日本も海外と同じように”色々な国の人が普通に買い物に来る”という環境になったんだと。今後は、接客に自然と英語や外国語を使うようになると思います。

 

 

 

クレセントアイズのテーマである『常にお客様を一番に考え且つ、その期待を大きく上回るサービスを提供し続けます!』という言葉は、市場や業界の変化にもブレることのない信念であり、確かな未来へのキーワードなのかもしれない。

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