将来の夢に胸を膨らませ、就職活動を行った学生時代。
「ここが自分らしく働ける環境!」と”ショップスタッフ”なる販売員という職業に身を置いている方も多いのではないのでしょうか。私にとってもオシャレでいきいきと働く(接客)する姿は、学生時代のあなたにとって、キラキラと輝く存在でした。
夢に見た販売員。
ショップ内での最優先事項が「売上目標達成」に設定されているショップが多いのは言うまでもないことでしょう。そして、その目標達成に向けて切磋琢磨し、いつの間にかショップ内で一番の売上目標達成率を誇る販売員に。
販売員としての“販売力”を身に着けました。
しかし、”販売”以外の場面で意外と苦労している瞬間がありました。
そんな時に役立つスキルをケーススタディ型でご紹介します!
現在、販売員として活躍する方も、これから販売員になる方にもオススメです!
1. 業務処理
販売員になり、早三年。
規則性のあるシフト制度の出勤形態。
ルーティーンで行う掃除、納品処理、店頭整理、お店の閉め作業 etc…
ルーティーンワークをそつなくこなし、業務を順調かつ効率的に行うことができるようになり一安心!
そんな時、突然やってくるのです。
本社からのイレギュラーな依頼。。。
(例えば・・・”突発的なセール”や”ポイントキャンペーン”、”フェア実施によるディスプレイ変更”など)
突然の連絡に憤慨しているヒマもなく、その対応に!
といきたいところですが、顧客様の来店や店内が混み合うなど、中々対応できずに作業は閉店後の残業に・・・
そこで活躍するスキルが”業務処理”なのです。
業務処理を素早く行えるよう、私は3つを実践しました!
①ルーティーンワークの効率化
日頃より行っている決まった作業をとことん効率化します。
そうすることで、お手すきの時間が増えるのです。そのお手すきの時間を活用し、突然の依頼やイレギュラー業務に対応するのです。
②業務の優先順位づけ
非常に難しかったのが優先順位づけです。店頭のお客様が一番なのは決定済みなのですが、、、その他の業務の順位の重要度や緊急度を理解するのに時間を要しました。
③業務処理の制限時間設定
意外とできていなかったのが時間設定です。「コレを何時何分までに絶対完了させる!」というのをすべての業務に当て込んで実践しました。
今一度、自身の業務を棚卸してみてはいかがでしょうか?
2. パソコンでの業務処理(情報処理)
日頃、「対人」での業務が中心の販売員。
しかし、思っていたよりパソコンを使って仕事を行うケースが意外と多い。
ショップのシフトを作成したり、売上を管理したり、パソコンを使って業務を行う時があります。業務自体は難しくないはずなのに、なぜか時間がかかって店頭での販売業務に時間を割けないのです。
なぜなのか・・・答えは簡単でした。笑
『単純にパソコンが使えない』
でも、、、何から覚えたらいいのか分からないですよね!
今回は「エクセル(Excel)」にスポットを当ててみました。
販売員がパソコン業務を行う時に役立つ3つのエクセル数式をご紹介します!
①VLOOKUP
検索したデータに該当した行の指定列からデータを取り出すVLOOKUP関数です。これは売上管理やデータ処理の際に非常に役立ちます!ココにこの数値を入力したいのに、全部手作業は無理!!という時こそ出番です。
②SUMIF
条件に合うものだけを合計するSUMIF関数。売上を分析する際に非常に役立ちます!月ごとの売上をブランド別や品番別に合計したい。。。そんな時に役立つのがこの数式です!
③COUNTIF
条件に合ったデータ数をカウントしてくれるのがCOUNTIF関数なのです。これはシフト作成の時に非常に役立ちました!○○さんの出勤回数を数えてくれたり、有給回数を数えてくれたりと条件に合わせていかようにもデータを数えてくれるのです。
販売員が、もしパソコン(エクセル)スキルを身に着けたとしたら、今までのパソコン業務に要する時間を3分の1以下になることでしょう!そして、パソコンが少し好きになるでしょう!笑
皆さんパソコン(エクセル)を上手く使えていますか!?
3. プレゼン能力
お客様に対して日々、商品やブランドのことをプレゼンテーションして購入いただくのは得意なのに。。。
いざ多くの人前や上司に対して、説明・説得させるとなると緊張してしまい、自分の想いをしっかりと伝えることができない時があります。
伝えたいことを分かり易く伝えることで、しっかりと相手に理解してもらえるのです。
そこにも色々なテクニックがあります。
①アンサーファースト
聞いたことがあるのですが、意外と実践できていないのがアンサーファーストです。結論から先に伝えることで、聞き手は自身の伝えたい結論をストレートに理解できるのです。やや我が強いように感じられますが、ビジネスの場面では分かり易くストレートに伝えることが重要なのです。
②理論付け
自身の感じている感覚を言葉で表しても、相手は決して理解できません。
恋愛と同様にしっかりと相手に自分の想いを伝えないと何も始まらないのと同じです!
“どうしてそう感じたのか”、”だからこう考えた”をしっかりと説明できるよう頭の中を整理することで、伝えたい事がクリアで明確なものになります。
複数名の人前で話すことの少ない販売員。
日頃から自分の考えを分かり易く伝え、人を納得・説得するよう心がけてみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか?
例に挙げた3つはあくまでも一例にしかすぎません。
日々、お客様に幸福感を届け、多くのお客様に愛されるショップ・ブランドを作り上げているのは販売員であることは間違いありません。
目の前にある商品に付加価値を付け、お客様を納得・説得させるスキルは販売員という職業の右に出るものはありません。
ですが、このうちのどれか一つでも実践し、身につけたとしたら、あなたの販売員としての魅力はより鮮明なものになることでしょう!
何気なく過ぎていく日頃の業務の棚卸をしてみてはいかがでしょうか。